1937年に創業者の祖父が安藤商店を興し、85年目の2022年まで、弊社はモノづくり産業と共に成長させていただいた。
工具の販売を通じて、モノづくり産業と関わるときに、いつも二つのことが頭をよぎる。 1つは「工場ってすごい」という敬意に似た想い。 工場を見させていただくような機会があるときに、どこの工場へ行っても同じことを思う。 何と多くの知恵とノウハウと魂が詰まったことか。一朝一夕で出来上がったものなど、何一つない。 レイアウト、掲示物、管理方法、機械設備、工具、加工方法、そして人… どこを取っても歴史とアイデアと情熱を感じずにはいられない。 不断の努力と工夫、多くの資金と長い時間をかけて出来上がった工場は、驚くことに現状には全く満足せず、更なる進化を目指して日々変わり続けている。 「工場ってすごい」といつも感動する。もう1つは「機械工具商社の役割」について。
機械工具商社は誰のために、何のために存在している会社なのだろうか?という問いのような想い。 この問いの答えをずっと探し続けているように思う。 この問いを考えるときに2つの前提が必要だった。 「今までずっと大切にしてきて、これからもずーっと大切にしていくこと」と「これからどんな商社になりたいのか?」の2つだ。 「今までずっと大切にしてきて、これからもずーっと大切にしていくこと」は「安藤のDNA」として、文章化した。 「これからどんな商社になりたいのか?」という設問には幹部社員の意見も聞き、私も自問自答を繰り返した。 そして、「New idea New basic」という一つの言葉に色々な想いをこめて、会社の旗印にすることにした。